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サントリー美術館:展示室
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 :六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
「東京ミッドタウン」 21世紀の日本を代表する街、世界に類を見ない独創的な街が誕生しました。


With Special Exhibits from The Corning Museum of Glass
The Yearning for Venetian Glass
Beauty that Traversed Oceans and Time

開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」�V コーニング・ガラス美術館特別出品
あこがれのヴェネチアン・グラス
――時を超え、海を越えて

数世紀にわたり人々の心を魅了し続ける繊細な優美な技の極み 華麗なるガラスの美を堪能する


会期: 2011 8/10(水)〜10/10(月・祝)展覧会は終了しました。
休館日:毎週火曜日
開館時間: 10時〜18時 
※ただし、金・土は20時まで開館
※9月18日(日)、10月9日は20時まで開館 ※いずれも入館は閉館30分前まで
※開館情報は、今後の状況により変更する場合があります。詳しくはホームページで公開しています。
会場:サントリー美術館


― 時を超え、海を越えて、人々の心を捉え続ける「あこがれのヴェネチアン・グラス」の魅力 ―

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

「あこがれのヴェネチアン・グラス」展

開館50周年記念
「あこがれのヴェネチアン・グラス」展
2011 8/9 プレス内覧会


「展覧会の構成」
―本展覧会 「News Release」 「あこがれのヴェネチアン・グラス:カタログ」より抜粋して掲載しています―

軽やかで繊細優美なヴェネチアン・グラス。その芸術性は1450年頃に開発された無色透明のガラス素地 「クリスタッロ(「水晶のような」の意)」 の誕生と、都市経済の繁栄を背景に、大輪の花を咲かせました。エナメル彩、ラッテイモ(乳白色ガラス)、レースグラス、アイスグラスなど、ヴェネチアン・グラスを形づくる多彩な技には、目を奪われるばかりです。装飾豊かな珠玉のガラスは、ヨーロッパ各国で王侯貴族や富裕層の羨望の的となりました。秘密保持、あるいは火災の拡大防止のため、ムラーノ島に限って行われていた製作技術も、周辺諸国の求めに応じ、次第に流出っを始めます。そして模倣と地域性との狭間で生まれた 「ヴェネチア様式」 は、16世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパを席巻したのです。国外への伝播は西洋に留まりません。南蛮船の渡来によって日本にもたらされたその瀟洒な美しさが、和ガラスの誕生にも影響を与えたと考えられています。
本展では、ルネッサン期の作品から影響を受けたヨーロッパや日本のガラス、そしてそのエッセンスを引き継ぐ現代グラス・アートまで、約150件の優品の展示となっています。


第1章: ヴェネチアン興隆

第1章: ヴェネチアン興隆 ― 技術の応酬
15世紀から16世紀にヨーロッパ全土を席巻したヴェナチアン・グラスは、その洗練された美しさが魅力です。1450年頃、ガラス職人らによって、新しいガラス素地が開発されました。第1章では、一気に開花したヴェネチアン・グラスの技の応酬を楽しみましょう。
《エナメル彩ゴブレット》 ヴェネチア 1500年頃
コーニング・ガラス美術館蔵
The Corning Museum of Glass, NY, USA
Bequest of Jerome Strauss(79.3.185)


第2章: 流出したヴェネチアン

第2章: 流出したヴェネチアン ― 「ヴェネチア様式」の誕生
ヨーロッパ諸国の王侯貴族を虜にした。ヴェネチアが独占していたはずのヴェネチアン・グラス技術は次第に職人とともに流出し、各地で「ヴェネチア様式」と呼ばれるガラス器がつくられます。第2章では、ヨーロッパ大陸における様々なヴェネチア様式のガラスが紹介されます。
《レースグラス蓋付瓶》 ヴェネチアあるいはネーデルラント 1570-1630年
コーニング・ガラス美術館蔵
The Corning Museum of Glass, NY, USA(53.3.40)


第3章: ヴェネチアンと和のガラス

第3章: ヴェネチアンと和ガラス
日本で本格的なガラスの器づくりが開始されたのは17世紀中頃のこと。16世紀、南蛮船によってもたらされたヨーロッパのガラスに憧れて製作が開始されます。第3章では、海を越え日本に渡った貴重なヴェネチアンの資料と、和ガラスの造形的な共通性を探ります。
《レースグラス破片(八王子城出土)》 ヴェネチア 1590年以前
八王子市教育委員会蔵


第4章: ヴェネチアン再興

第4章: ヴェネチアン再興 ― 19世紀イタリア
1806年には500年続いたガラス職人組合が解体され、ガラス産業は存亡に陥りますが、19世紀半ば、産業教育、考古学的必要性から、再び古代からルネッサンス以降のガラス製作などに活気が戻ります。第4章では、伝統と近代性とが融合したヴェネチアン・グラスの新しい道程をたどります。
《ティーカップ&ソーサー》 ヴェネチア 19世紀
北海道立近代美術館蔵


第5章: 今に息づくヴェネチアン

第5章: 今に息づくヴェネチアン ― 現代アートへの影響
ガラス制作のオブジェ、器などの現在ガラス作家のアーティストの中には、ヴェネチアでの制作、その技術修得に顧みる人たちが少なくありません。それは「ヴェネチア」という都市が現代のアーティストにとって特別な位置をもっているに違いありません。第5章では、現代作品の中に、それぞれが抱いたヴェネチアへの憧憬を探ります。
デイル・チフーリ 《海の形》 1989年 北海道立近代美術館蔵


土田ルリ子 (サントリー美術館学芸副部長) ヴェネチアのガラス職人―吹きガラスの究極の姿

「ヴェネチアン・グラスの起源は、謎に秘められています」。…982年のヴェネチアの公式文書に瓶ガラス職人の名が記されており、この頃にはこの地にガラス職人が存在していたことは明らかです。…1291年、ガラス職人たちは火災の拡大防止のため、あるいは技術の秘密漏洩を防止するため、ムラーノ島に強制移住させられます。隔離されたこの島で、ヴェネチアン・グラスは徐々に成熟してゆき、1450年頃、ついに、限りなく無色透明なガラス 「クリスタッロ」 が開発されるのです。…透明感を活かすために職人たちはできるだけ薄く軽く吹き、そこにヴェネチア伝統工芸のニードル・レースを模した繊細な模様を細工する等々…「吹きガラスの魅力を最大限に活かしたガラス、それがヴェネチアン・グラスだと思います」。…ごく薄くシンプルな形の器が大事にされる一方、王侯貴族の趣味に合わせ華やかに装飾を凝らしたゴブレットなども次々と制作され、15〜16世紀、ヴェネチアン・グラスはヨーロッパ諸国の憧れの的となります。…


お問合せTel:03-3479-8600
サントリー美術館公式サイト:http://suntory.jp/SMA/
主催:
サントリー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:イタリア大使館、イタリア政府観光局日本硝子製品工業会、日本ガラス工芸学会、J-WAVE81.3FM
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、日本ヒューレット・パッカード、石塚硝子、三和プリンティング、
サントリーホールディングス
特別協力:コーニング・ガラス美術館(アメリカ・ニューヨーク州)


参考資料:Press Release、「サントリー美術館ニュースvol.235」「あこがれのヴェネチアン・グラス」カタログ他。
※写真撮影は全て、主催者の許可を得て行っております。

※画像の無断転載禁止


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